屋久島で生きると戯れる旅シリーズ


2022年4月から『屋久島で生きると戯れるはじまりの旅』(3泊4日)を4回に渡り、開催してきました。いずれの旅にも想像すらできないストーリーが生まれ、旅人と旅人との縁、旅人と屋久島との縁、そして、旅人と旅を描く人との縁、それらが相まって、わたしたちはかつて誰も見たことのない屋久島と出会ってきました。 

 

”あなたの五感で味わう、ありのままの屋久島と出会う”


これは、「屋久島で生きると戯れる旅」でずっと大事にしてきたことです。

 

世界自然遺産の島であり、世界的な観光地となりつつある屋久島には、世界遺産以後、はっきりとした観光のイメージが出来上がっています。例を挙げると、縄文杉であり、もののけ姫で有名になった白谷雲水峡の苔むす森であり、山登りが好きな方だと九州最高峰の宮之浦岳といった屋久杉と苔の森と神々しい山々のイメージです。

 

このイメージは、生成AIであるchatGTPに聞いても教えてくれます。chatGTPは世界中の屋久島の情報を集めてまとめてくれますが、自ら五感で味わい、ありのままの屋久島と出会うことはありません。

 

せっかく屋久島に来るのであれば、あなた自身が屋久島から目と耳と鼻と口と肌で感じることを大切にして欲しいと思い、「屋久島で生きると戯れる旅」をお届けしてきました。すでに言葉になっている屋久島でもなく、デジタル画面越しに見える屋久島でもなく、ぜひこの旅を通して、あなたにとってのありのままの屋久島と出会ってみてください。 

 

”五感と身体感覚”~生きると戯れるの源~


森の中で目を瞑ると、どんな感覚が待っているでしょうか?

海で魚が釣竿を引く瞬間、どんな感覚を味わうでしょうか?

川に浮かんで空を見上げた時、どんな世界と出会うでしょうか?

火を仲間と囲み、金色の神殿を見つめた先に、浮かぶものは何でしょうか?

 

屋久島の自然の中には、あなたの”五感と身体感覚”を開いてくれる出会いがたくさんあります。

 

今この社会に、どこか生きづらさを感じたり、どうにか生き抜かなくては…と日々悩まれている方が少なからずいると感じています。でも、私たちは、”すでに生きている”、”いのちを授かり、ここにいる”。生きることに執着せずに、生きているということを十全に味わっている状態を”生きると戯れる”と表現してきました。

 

この旅に参加するあなたが”屋久島で生きると戯れる”時、あなたにはどんな感情が湧き上がってくるでしょうか?

 

さあ一緒に旅支度をはじめましょう。

 

屋久島ガイド 巡り葉-MEGURe:VA-
代表 笹川 健一

 

 

屋久島で生きると戯れる旅シリーズ第2弾「源を巡る旅」

あなたにとって最も身近な”自然”は?と問われたら、何と答えますか?

 

屋久島には、至る所に自然があって、身近に自然を感じやすい環境があります。一方で、都会に住んでいると、2時間車で移動しないと、身近に自然がないんです…という方もいらっしゃいます。果たして本当にそうなのでしょうか?

 

この「源を巡る旅」の”源”は、見つけるものというよりは、感じるものだと思っています。旅の中で、「これが源です!」と案内することはありません。屋久島の山、森、海、川、里で我を忘れて遊び尽くしたら、いつのまにか源に触れていた。そんな感覚なんだと思います。そして、みなさんがその源に触れた時、どんな感情が湧き起こるのか?

 

屋久島で暮らしてきて13年が経つわたしにとっては、3泊4日というのは短いなと感じつつも、ビルなどの人工物が並ぶ都会で暮らしている方々にとっては、こんなに自然にどっぷりと浸れる4日間というのは人生の中でそう多くはないはずです。

 

世界に誇る大自然が今なお残る屋久島だからこそ、心の底から屋久島の自然に没頭してもらいたい!そう思って、この旅をお届けしています。ここからは、どんな4日間なのか旅のスケジュールとプログラムを一緒に見ていきたいと思います。